金色のコルダ小説も大爆発。その魅力に迫る。止まらない金コル人気!
金色のコルダの小説版が出た。金色のコルダを知らない人は相当に少なくなったのではないか。もともとはPC版から始まり、プレステ版で火がついた金色のコルダは、恋愛シュミレーションゲームというニッチではあるが深いマーケットの産物だ。金色のコルダで注目なのは「女性向け恋愛シュミレーションゲーム」という事。金色のコルダ登場の前にも恋愛シュミレーションゲームはあった。ただし、殆どは男性用。要するに彼女が居ない男性の暇つぶしだ。ところが金色のコルダは女性向けに編成されたチームが女性向けに力作した珠玉なのだ。
金色のコルダに限らず、ゲームとアニメ・漫画のコラボは多い。ただ、金色のコルダの場合は火のつき方が異常だった。なにせ女性は漫画好きが以外に多いのだから当然といえば当然だが、金色のコルダが一気に浸透しはじめたのはこの頃だ。
金色のコルダの舞台も流行の一因だろう。金色のコルダは横浜で展開される。古今、横浜は恋愛の場所だった。こういった金色のコルダの設定は、現役恋愛組だけではなく、退役組も惹きこむ事になった。
金色のコルダが小説で爆発を迎える大事な要素をもう少し探ってゆこう。
金色のコルダというネーミングもそうだ。全編を通してPVを見ているかのような音楽性が金色のコルダの特徴でもあるが、そのコルダは、どうやらバイオリンの弦の事。金色のコルダは、ピーンと張り詰めたバイオリンの弦が男女の間の緊張感を暗示している。サブリミナル的なアプローチで面白い。
金色のコルダ小説が出る前にも、アニメ界の常套手段にならい、さまざまな関連商品が生み出されている。ドラマCDは飛ぶように売れたらしいし、DVDも出た。どれもが恋愛を夢見る忙しい都心のOLを飲み込んだ。金色のコルダが小説になる前に、アニメ化されたのも当然といえば当然だ。つまり、金色のコルダファンの層が、昔でいう「フジ、月9ドラマ」と被っているのだ。この層に気付いた金色のコルダ製作側の上手な仕込みの結果といえないだろうか。
金色のコルダ小説版がいよいよ生まれる土台ができたと言えるだろう。
金色のコルダ小説が爆発している。爆売れなのだ。金色のコルダの今までの仕込みのステップからして当然とも言える。
金色のコルダはアプローチを変えながら恋愛シュミレーションの形を提供し続けてきた。まずはゲームで、次に映像メディアで。世の金色のコルダファンの心の裏側を擽り続けてきた。そこへきて金色のコルダ小説版である。
金色のコルダ小説版に飛びつかない方がおかしいだろう。この流れである。
金色のコルダ小説版も、ただし、実は「歴史は繰り返す」の産物かもしれない。小説は基本的に頭脳シュミレーションゲームだ。金曜のコルダ小説を読む事で、創造し、想像する、シュミレーションゲームと言える。無粋な例えと怒らないで欲しいが、金色のコルダ小説は、ハーレクインロマンスと同じマーケティングベクトルなのだ。同じマーケティングベクトルでハーレクインロマンスは大成功した。だから金色のコルダ小説が爆発しても当たりまえにも思える。